2007年8月22日水曜日

幸運の25セント硬貨

幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)
Stephen King 浅倉 久志

新潮社 2004-05
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おすすめ平均

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おすすめ度★☆☆☆☆

---感想---
こちらは短編集で、内容はこちら↓

・なにもかもが究極的
・L・Tのペットに関する御高説
・道路ウイルスは北に向かう
・ゴーサム・カフェで昼食を
・例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚
・一四〇八号室
・幸運の25セント硬貨

「幸運の25セント硬貨」はちょっと微笑ましいお話でよかったです。

カーソンシティにあるランチャー・ホテルではチップを入れるための封筒が客室に置いてあるのですが、客室係のダーリーンが封筒を開けると、中から25セント硬貨と「きみはついてるな!」というメモが入っていて、その25セント硬貨がダーリーンにちょっとした幸運をもたらすというお話です。

それ以外の話はほとんどホラーです。

「ゴーサム・カフェで昼食を」は展開がすごかった。

ある夫婦が離婚の話し合いをするために弁護士を交えて、ゴーサム・カフェというレストランで昼食会を開くのですが、突如ホラーに様変わりしてしまいます。この展開は予測できなかったですね~。驚きました。

「L・Tのペットに関する御高説」は、もし夫婦でペットをプレゼントしようと考えている方は読んでおくといいかもしれません。

ある夫婦のお話で、妻は夫に犬をプレゼントし、夫は妻に猫をプレゼントするのですが、そのペットのおかげで二人の関係が壊れていきます。人間とペットにも相性ってあるんですね。

ちなみにこの短編集は、全編スティーヴン・キングの解説つきです。

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