2007年8月21日火曜日

平面いぬ。

平面いぬ。 (集英社文庫)平面いぬ。 (集英社文庫)
乙一

集英社 2003-06
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おすすめ平均

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おすすめ度★★☆☆☆

---感想---
こちらも短編集で内容はこちら↓

・石ノ目
・はじめ
・BLUE
・平面いぬ。

とにかく「BLUE」が良かった。面白かった!
どういう話かというと、生命を持った人形たち<王子><王女><白馬><騎士><BULE>がある家族にひきとられ娘のウェンディと暮らすことになるのだけれど、BLUEだけは他の人形とちょっと違っていて、そのために色々事件?が起こります。

それにしても最後の<騎士>の判断はあっぱれですね!
ただ手を抜いて人形を作った作者が一番悪いような気がします。彼女の名前をBLUEで思いとどまったのは、不幸中の幸いですね。ほんとに(笑)

「平面いぬ。」にでてくる彫師の中国人と「BLUE」にでてくる骨董屋の東洋人、リンは同一人物でしょう!彼女は、不思議な力をもっていて魅力的ですね。他の作品にも登場するのかな?もし登場するならその作品も見てみたいです!

乙一さんの作品は、想像もしくは創造系の作品が多いのが特徴的だと思います。これからも度肝を抜くソウゾウ系の作品を読ませていただきたいです。

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