2008年6月22日日曜日

クレーン男

クレーン男クレーン男
Reiner Zimnik 矢川 澄子

パロル舎 2002-02
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おすすめ平均

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おすすめ度★★★★☆

---感想---
町にできたクレーンをこよなく愛し、クレーンでの生活をもこよなく愛したクレーン男の物語。

この本、とってもお洒落ですね!装丁の色合いが絶妙で、本を眺めるだけで楽しい気分になってきます。

たくさんの絵が、この作品の中に散りばめられています。その中でも私が一番気に入ったのは、19ページの絵。クレーン男がほれ込んだクレーンの下で歓喜に満ちている絵です。もの凄く伝わってくるのですよ、クレーン男のワクワクしている気持が。見ているこっちまで歓喜に満ちてしまいました(笑)。

このクレーン男、なんだか自分の役割を心得ているような気がしました。颯爽と登場し、きっちり自分の役目を果たし、最後は静かに去ってゆく。

最後に「お疲れ様でした。」と彼にいいたくなりました。

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