2008年7月1日火曜日

若草物語

若草物語 (福音館文庫)若草物語 (福音館文庫)
Louisa M. Alcott Tasha Tudor 矢川 澄子

福音館書店 2004-06
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おすすめ平均

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おすすめ度★★★★★

---感想---
メグ、ジョー、ベス、エイミーの四姉妹による青春の1ページを描いた作品です。

この本、本当に面白かったです!

昔、「若草物語」の続編である「ナンとジョー先生」というテレビアニメを見たことがあります。とても感動して、今でもその記憶は微かに残っています。特に、最終回は、涙なしには見れなかったですね!私も一度、プラムフィールドに行ってみたいな~と憧れました。それで、ジョー先生の若かりし頃ってどんな感じだったのだろう?と思って読んでみました。

アニメで見たジョー先生って本当に素晴らしく、とても温かくてまるで非の打ちどころがないような先生だったのですけれど、若いころはやはり欠点もたくさんあって、色々悩みながら生きていたんだなーと、少し親近感を持ちました。(笑)それと、すごく男気があって、あそこまでお転婆な娘だとは思いませんでした。(笑)でも、芯が強い部分は変わらないですね。

気品のあるメグ、お転婆なジョー、心優しいベス、プライドの高いエイミーと、四姉妹見事に個性がバラバラで、読んでいて本当に楽しかったです。

特に、6章の「ベス、美の宮殿を見いだす」のローレンス氏のベスに対するささやかな思いやりで、人見知りだったベスの気持ちを変えてしまったところは、微笑ましかったですね!それから、23章の「マーチ伯母さまの助太刀」のマーチ伯母さまのメグに対する冷たい態度で、恋するメグのハートに火をつけたところは最高でした!

他にも読みどころはたくさんあって、きっと、この作品は100万年先でも読み継がれるであろう名作だと思いました!

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