2009年5月8日金曜日

エンプティー・チェア

エンプティー・チェアエンプティー・チェア
Jeffery Deaver 池田 真紀子

文藝春秋 2001-10
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おすすめ度★★★★☆

---感想---
最後の最後の最後まで、ハラハラドキドキで読みました。ライム・シリーズ第3作です。

今回は、四肢麻痺のライムが手術の為に来ていたノースカロライナ州で、誘拐された女性二人とその誘拐犯の少年(昆虫少年)を捕まえるというお話です。

話が少し逸れるかもしれませんが、この本を読んで、昆虫に対する嫌悪感がなくなりました。昆虫少年のように、昆虫から学ぶべきことってたくさんあるのかもしれないと思いました。

なぜなら昆虫の生命力はヒトと比べ物にならないくらい逞しいものだらかです。

本文から↓

「昆虫は、驚くべき特徴を備えている。生き物の一部とは思えないほど薄い羽、一ミリグラムの贅肉もない体、時速一マイルの違いも感知できる高性能な風速器、エンジニアがこぞってその動きを研究してロボットを作るような効率的な歩き方。なかでも目を瞠るのは、ヒトや天敵、自然の猛威にさらされても生き延びる、驚くべき繁殖力だ。」

もし地球に天変地異が起きてもきっと昆虫は生き延びるのでしょうね。

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