2009年5月20日水曜日

孤島

孤島 (筑摩叢書)孤島 (筑摩叢書)
井上 究一郎

筑摩書房 1991-03
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---感想---
ジャン・グルニエは、アルベール・カミュの師であるそうだ。機会があったらカミュの作品を読んでみよう。

この作品で気に入ったセリフ↓

―朝の偶然のおどろき、夕べの思いがけない希望―

このセリフで思い出した本があります。それは『ちいさなちいさな王様』という本です。
その本にはこういうセリフがあって、、、

「人生というのはある日起き上がって、それで全てが始まるのだ」

何故かずっーと気になっているセリフです。何故なのでしょう?(笑)

それからこれ↓

―風景もまた一つの建造物である―

確かに、風景というのは大事ですよね!この作者はプロヴァンス(フランス)のことをこういっています。

「見れば一目で恍惚となる」と。

それは、とても共感できるなと思いました。以前、エクス=アン=プロヴァンスという小さな町に行ったことがあるのですが、私にとってはとても素晴らしい町でした!噴水がたくさんあるところが気に入っています。第二の故郷と呼びたいくらいです。思い出したらまた行きたくなりました(笑)。

作者は、この本で哲学のことを一つの悲劇といっています。そういう捉え方もあるでしょうが、私は哲学のことを悲劇だなんてどうしたって考えられません。哲学は、人が生きていく上で絶対とまではいいませんがそれに近いぐらい必要な知恵だと信じています。

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