緋色の迷宮 (文春文庫) Thomas H. Cook 村松 潔 文藝春秋 2006-09 売り上げランキング : 175294 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
おすすめ度★★★★★
---感想---
「緋色の記憶」以上に切ないお話でした。
正直この本のカバー、センスないなーと思っていたのですが、読み終わってみるとよくこの物語を表していることがしみじみ伝わってきます。
ある夜、少女が行方不明になりその夜にベビーシッターをしていた少年が容疑にかけられようとして、それをめぐってその家族やその家族の兄弟の関係がじょじょに崩れていきます。その話を少年の父親が回想するというお話です。
この本は名作です!様々な疑念、疑惑が降りかかる中、極限の状態で、それでも家族を信頼できるでしょうか?家族のあり方を考えさせられる作品です。
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