2007年10月5日金曜日

黒田如水

黒田如水 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)黒田如水 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
童門 冬二

小学館 1998-12
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おすすめ度★★★★☆

---感想---
黒田如水という人は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三天下人に使えた名参謀です。又、息子の長政は、関が原の戦い(徳川家康vs石田三成)で、徳川家康に付き、石田三成に味方していた大名を引抜き、徳川家康が大勝利を収めるのに大きく貢献しました。

黒田如水は、大変頭の良い人だったのですが、如何せん「脳ある鷹は爪を隠す」ということができなくて、自分の爪をキラキラ輝かせてしまい三天下人に警戒心を与えてしまったため、中々天下を狙えませんでした。頭が良いことが逆に仇となってしまった人です。それに、即断即決の人でもありました。

黒田如水は、物事が成功するには「天の利、地の利、人の利」という三つの利が必要だといっています。

私なりの解釈でいえば「天の利」とは、時の運(タイミング)。「地の利」とは、好状況。「人の利」とは、人望。と言うことだと思います。黒田如水は、「天の利」がなかったために天下を取り損ねます。歴史は本当に奥が深い!

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