2020年12月23日水曜日

無意識に届くもの


山本哲士先生の著書『聖諦の月あかり』、

発売前に購入して、

この本を一気に読んで寝たならば、山本哲士先生の夢を観た。

何の夢だったかは、起きてから暫くは覚えていたが、もう忘れてしまった。


つまり、わたしの無意識に届いたのだ。


夢、

中学生の頃、夢日記をつけていた。

その中で今でも忘れられないのは、恐竜の夢だ。

自宅の居間で寝そべっていたのだが、起き上がって窓を覗いたら、

ティラノサウルスが凄い目でこちらを覗いているのだ。

急いで隠れ再び窓を覗いたら、もう遥か遠くにいてホッとした覚えがある。


わたしが今までで、一番衝撃を受けたのは、小学生の時に映画館で観た、

『ジュラシックパーク』だ!

冒頭からいきなり恐竜が檻に閉じ込められていて、暴れ出す、あの衝撃といったらない。

車に乗った登場人物がティラノサウルスに襲われるシーンは凄かった!

わたしもまるでそこにいるかの様な感覚になり、

「動くなよ、絶対に動くなよ、動いたら許さないぞ」と、

心で叫んでいたと思ふ。

それから大分たってから、ある友人にジュラシックパークのサントラを貸したことがあるのだが、

全く感動しなかったようで、ショックを受けた。

まるで、自分の大切な”宝”がけなされた様で......

人それぞれ、好みは違うので、本当に自分がいいと思っているものは、

それが分かる人と共有しないと駄目なのだ。


わたしが『聖諦の月あかり』で特に共感・共鳴できるもの。


モーツァルト。

天才だと思ふ。彼のサウンドを毎日聴けば絶対に頭が良くなる。


ベラスケスのラス・メニーナス。

始めて知ったが、ここまで自分を客観できるには、わたしの感覚でいえば、人間の域を超えないと不可能。この絵にはインスピレーションが有る。


アメリカのテレビドラマ『フリンジ』。

アメリカのテレビドラマは大好きで、子供の頃は、『X-ファイル』を欠かさずに観た。

あとはなんといっても『アルフ』、最高に笑わさせてくれた。

『フリンジ』は途中から知ってハマり、始めてDVDまで買って観た作品だ。

女優のアナ・トーヴは昔から知っている人みたいな感覚を与えさせてくれる。

誰の台詞だったかは忘れたが、

「人の心には誰しもみな、忘れられない人というものが存在しているのだ」

と言ふ台詞を聞いて、凄まじい衝撃を受けたことを覚えている。


無意識に届くもの、

それは、長く残るもの、

それは、生きていると言ふことだと思ふ。


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