非自己というのは、非常に特殊な状態で、意識して、非自己に成れるものではありません。
わたしが、非自己について語れるのは、
わたしが、非自己を体験したからです。
ある宗教者が、ブッダの涅槃について、語られていました。
確かに、言っていることは間違いありません。
その通りでした。
でも、その人は、結局なにも理解していないのです。
知識として知ることと、体験として知ることとは、
次元がまったく違うのです。
それを体験していなければ、ただ、ブッダの涅槃の絵を眺めているのと同じです。
わたしの分析で語るとすれば、非自己というのは、
完全なる自意識の死です。
自意識が死ななければ、非自己は現れません。
無意識とは、まったく違います。
意識はハッキリありますが、自意識が死んでいる状態です。
それは、いわゆる悟りと言われるものでしょうか。
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