ヴァネッサ・ウィリアムズ。
この曲は、ヨーカドーでよく流れていた。
時代と共にあった曲だと思う。
小学生の頃、よく祖父とヨーカドーで待ち合わせをして、
好きなものを買ってもらった。
なんでも好きなものを買っていいと言われたが、
とても気をつかう子だったから、
よくよく悩んで、一体いくらだと迷惑がかからない値段なのかを考えて、
ドラえもんの漫画を一冊選んで頼んだ。
確か400円ぐらいだったと思う。
そしたら、祖父が「そんなんでいいのかい?もっと買っていいんだよ」と
言われて、ドラえもんの漫画をもう2冊ぐらい追加した。
でも、本当は、欲しいものなんてなかったのだ。
閉店間際に流れる、
ジェーン・ウィリアムズも素敵だ。
この曲がかかると、お店を出ることができなかった。
あの頃は、商品たちが輝いていた。
世界が、未知にあふれていたのだ。
つまり、わたしが、未知にあふれていたのだ。
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