2020年4月9日木曜日

魂に響いた二曲


ヴァネッサ・ウィリアムズ。

この曲は、ヨーカドーでよく流れていた。

時代と共にあった曲だと思う。

小学生の頃、よく祖父とヨーカドーで待ち合わせをして、

好きなものを買ってもらった。

なんでも好きなものを買っていいと言われたが、

とても気をつかう子だったから、

よくよく悩んで、一体いくらだと迷惑がかからない値段なのかを考えて、

ドラえもんの漫画を一冊選んで頼んだ。

確か400円ぐらいだったと思う。

そしたら、祖父が「そんなんでいいのかい?もっと買っていいんだよ」と

言われて、ドラえもんの漫画をもう2冊ぐらい追加した。

でも、本当は、欲しいものなんてなかったのだ。

閉店間際に流れる、

ジェーン・ウィリアムズも素敵だ。

この曲がかかると、お店を出ることができなかった。


あの頃は、商品たちが輝いていた。

世界が、未知にあふれていたのだ。

つまり、わたしが、未知にあふれていたのだ。



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