2009年11月14日土曜日

夏への扉

夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]
小尾芙佐

早川書房 2009-08-07
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気に入ったセリフ↓

「人間って、ちょっとした罪のない嘘をつかないと、おたがいうまくやっていけないって。でも小さな嘘はいいことに使うためにある、悪いことに使うためじゃないって」

この物語の主人公ダニーは、タイムマシンを使って<夏への扉>を見つけます。でもきっと、他の方法でも<夏への扉>を見つけることができると信じたい(笑)

今日開けた新しい扉が、、、明日開ける新しい扉が、、、もしかしたら<夏への扉>なのかもしれませんね!
 

2009年10月25日日曜日

クリスマスに少女は還る

クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
Carol O’Connell

東京創元社 1999-09
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こういうオチなのではないか?と思って読みましたが、見事にいい意味で裏切られました(笑)

久々に感動しました!彼女にもう一度逢いたい!

まさに、<裏返しになった世界>、<道理の逆転>、<必然的進行の消滅>という本書に出てくる言葉がピッタリの作品でした。
 

2009年8月30日日曜日

小さな町で

小さな町で (大人の本棚)小さな町で (大人の本棚)
山田 稔

みすず書房 2003-12-15
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フランスの小さな町セリイを舞台にした短編集。

一番印象に残るのは、やはり一作目の『帰宅』。
読んでいて、なんとも言葉に表せない感情に包まれる。「悲しい」のか「可笑しい」のかそれとも「やるせない」のか、、、。一つの瞬間を見事に描いた、フィリップ会心の傑作!何度でも読み返したい!
 

2009年8月11日火曜日

気まぐれ(笑)

今日は、ずいぶんと暑い日でしたね!

このまま暑い日が続いてくれればうれしいのですが・・・(笑)

今日は、読んだ本の感想ではなくて、本に対して思うことを書きたいと思います。でも、脱線するかもしれません(笑)

以前読んだ、『老子』の中でこんなことを言っていました。

まず、始めに「天」が生まれ、次に「地」が生まれ、そしてその間に「名前」が生まれた、と。

これって「本」にそっくりですよね!「本」にも「天」と「地」があり、その間に「文章」がある。そしてひとつの大切な物語が生まれる。

この世界も誰かが描いた一つの物語なのかもしれないと考えると不思議な気持ちになってきます(笑)そうであっても、そうでなくても現在に存在する何もかもにとって、まったく関係のないことなのかもしれませんけれど(笑)
 

2009年6月16日火曜日

夏期限定トロピカルパフェ事件

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2006-04-11
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第一章、シャルロットはぼくだけのもの。

とっても面白かった(笑)。シャルロットの取り合いであれほどの緊張感が生まれるなんて、、。

小佐内さんのデザートに関する執念はすごいですね!

これから先、二人はどうなってしまうのだろう?とても気になります。でも、きっと先のことが分からないからこそ物語も人生も面白いのですよね!

掴め!小市民の星!!

2009年6月11日木曜日

春期限定いちごタルト事件

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2004-12-18
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<限定>という言葉にちょっぴり弱いDreamerです。このシリーズはタイトルが絶品ですね!

お、小佐内さん、こわっ(笑)。

ふたりが、小市民の星を無事掴むことができるのか楽しみです。
 

2009年6月8日月曜日

タオにつながる

タオにつながるタオにつながる
加島 祥造

朝日新聞社 2003-09-19
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う~ん、ひとは、余分な殺生をし過ぎているのかもしれない。

でも、正直な話、あれも食べたいこれも食べたいという気持ちは否定できませんし、便利な世の中であって欲しいという気持ちも否定できません。

食物連鎖の頂点にいる、或いは地球上でいちばん力を持ってしまった<ひと>(この考えは思い上がりかもしれません)は、自然に対する感謝を忘れてはならないのだとは感じます。が、今の時代は何もかも<当たり前>になっていて、そこに至るまでの過程を知る機会が、、、いや知ろうとする機会さえ無いのかもしれません。自然とバランスよく共生していくということは難しい問題なのかもしれませんね。

この本を読んで気になったこと、それは「静けさ」についてです。


寒さは熱狂すれば直る。
熱狂に勝つのは、静けさなのさ。
実に、清々しい静けさだけが
この世の狂いを直すのだよ


世界のことは大切だけれども、まずは己の心が静かになることが大事らしい。そして、それが世界の役に立つそうだ。

耳栓が多少は役に立つみたい。実践してみようかな(笑)。
 

2009年6月4日木曜日

続・豚の死なない日

続・豚の死なない日続・豚の死なない日
Robert Newton Peck 金原 瑞人

白水社 1996-10
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著者はこの続編を書き上げるのに、20年以上のブランクがあったそうだ。
でも、全然ブランクを感じさせません!この著者スゴイです!

私が本を読んで涙ぐむなんて、そうあるものではありません。しかし、この本はやってくれました。こんな経験久しぶりです(笑)。

ロバートの詩が気に入ったので載せますね!


農夫の心はウサギのようにやさしい。
農夫の目は青い。
でも、農夫の目はワシのように鋭く
人の心を見抜く。


こんな詩が書けるなんてロバートは立派な詩人ですね!ちなみにこの詩の農夫とは、ロバートの父ヘイヴンのことです。

雌豚のピンキー、牡牛のソロモン、牝牛のデイジー、そしてヘイヴン、お疲れ様でした。本当にありがとう。みんな、みんな本当にありがとう。いつの日か、きっとまたみんなに逢いに行きます!

みんなのことが大好きだー!!(今回は少し興奮気味です(笑))

最後に、ぷっと吹き出してしまったセリフを残します↓(どうしても、農場に雨が降らない状況でロバートの隣人、ベンジャミンが放った一言。)

~悪魔がカップルでやってくるとはな。干ばつに不況か。農業をやる人間にとってはしんどい時代だ。~
 
悪魔のカップルなんて、想像したら可笑しいですね(笑)
 

2009年6月3日水曜日

豚の死なない日

豚の死なない日豚の死なない日
Robert Newton Peck 金原 瑞人

白水社 1996-01
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主人公と著者の名前が同じなので、自伝的小説なのかな?

すごくいいお話でした。笑いあり、涙あり、本当に読んでいて心が温まりました。そして、さりげなく大切なことを教えてくれるのです。

家族でジョークをいって、みんなでワッハッハッと笑うところは何度読み返しえもいいですねー。こういうジョークの使い方っていいな~。やはり、人生にはユーモアが必要ですね。

主人公のメリーゴウランドに乗る夢が思わぬものに化けたところは本当に可笑しかった。(笑)

この本に出てくる登場人物はみんな味があって、本当に好きです。この本の世界なら何度でも気軽に入っていきたい、そう思わせてくれる作品です。この本に出逢えてよかった(笑)!

もちろん、続編も読みます!

気に入ったセリフ↓

~ベンジャミンはわかっているんだ。柵はいがみあうためのものじゃなくて、仲良くやっていくためのものだってな~
 

2009年6月1日月曜日

失われた時を求めて(上)

失われた時を求めて〈上〉失われた時を求めて〈上〉
Marcel Proust

集英社 1992-06
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Ⅱ花咲く乙女たちのかげに―暁を彩どる牛乳売りの娘

この牛乳売りの娘、本当に官能的に感じました(笑)。なにか超越した官能的な魅力がありますね。

~文学通の人が、新たな「美しい作品」の話をきかされると読む前から退屈して欠伸をするのもそのためで、それは自分が読んだすべての美しい作品の一種の合成を想像するからなのである。ところが、一冊の美しい作品とは固有のものであり、思いがけないものであり、先行するすべての傑作の和から成っているのではなくて、この総和を完全に同化したところでいっこうに発見できはしないような何物かで成っている。なぜならそれはまさしく、先行する作品の和の外にあるからだ。~

そういう作品にたくさん出逢いたいですね!