山本哲士先生の著書『聖諦の月あかり』、
発売前に購入して、
この本を一気に読んで寝たならば、山本哲士先生の夢を観た。
何の夢だったかは、起きてから暫くは覚えていたが、もう忘れてしまった。
つまり、わたしの無意識に届いたのだ。
夢、
中学生の頃、夢日記をつけていた。
その中で今でも忘れられないのは、恐竜の夢だ。
自宅の居間で寝そべっていたのだが、起き上がって窓を覗いたら、
ティラノサウルスが凄い目でこちらを覗いているのだ。
急いで隠れ再び窓を覗いたら、もう遥か遠くにいてホッとした覚えがある。
わたしが今までで、一番衝撃を受けたのは、小学生の時に映画館で観た、
『ジュラシックパーク』だ!
冒頭からいきなり恐竜が檻に閉じ込められていて、暴れ出す、あの衝撃といったらない。
車に乗った登場人物がティラノサウルスに襲われるシーンは凄かった!
わたしもまるでそこにいるかの様な感覚になり、
「動くなよ、絶対に動くなよ、動いたら許さないぞ」と、
心で叫んでいたと思ふ。
それから大分たってから、ある友人にジュラシックパークのサントラを貸したことがあるのだが、
全く感動しなかったようで、ショックを受けた。
まるで、自分の大切な”宝”がけなされた様で......
人それぞれ、好みは違うので、本当に自分がいいと思っているものは、
それが分かる人と共有しないと駄目なのだ。
わたしが『聖諦の月あかり』で特に共感・共鳴できるもの。
モーツァルト。
天才だと思ふ。彼のサウンドを毎日聴けば絶対に頭が良くなる。
ベラスケスのラス・メニーナス。
始めて知ったが、ここまで自分を客観できるには、わたしの感覚でいえば、人間の域を超えないと不可能。この絵にはインスピレーションが有る。
アメリカのテレビドラマ『フリンジ』。
アメリカのテレビドラマは大好きで、子供の頃は、『X-ファイル』を欠かさずに観た。
あとはなんといっても『アルフ』、最高に笑わさせてくれた。
『フリンジ』は途中から知ってハマり、始めてDVDまで買って観た作品だ。
女優のアナ・トーヴは昔から知っている人みたいな感覚を与えさせてくれる。
誰の台詞だったかは忘れたが、
「人の心には誰しもみな、忘れられない人というものが存在しているのだ」
と言ふ台詞を聞いて、凄まじい衝撃を受けたことを覚えている。
無意識に届くもの、
それは、長く残るもの、
それは、生きていると言ふことだと思ふ。