今まで、
英語にしろ、フランス語にしろ、何語にしろ
その言葉を聞いて、
心から理解できなかった。
どんなに簡単な台詞であれ、
心に響かなかった。
日本語という、幼少期から慣れ親しんだ
言語に変換しないと、違和感しかないのだ。
でも最近、ようやく分かってきた。
人間は、生まれてきた国が違えば、
日々の生活で扱う言語は、当然に変わってくる。
でも、人間として変わらない共通のものがある。
それが、シニフィアンだ。
相手のシニフィアンに注目すること。
それが、きっと、言語の壁を越えて、
相手と本当に理解しあえる、手助けになってくれると
確信している。